本日も酷く荒れた相場でした。たまたま仕事が休みでザラ場に貼り付けたわけですが。
米株安をまともに受けている感じですね。個々の銘柄に目をやれば必ずしも業績が悪いわけではないのですが。米株安+円高≒日本株下落の図式は避けられないところです。
幸いにも私は第一三共<4568>と(ブログには書いてませんでしたが)アルプス<6770>にて利確できました。しかしいずれも米株安を受けて(日経平均の下落を受けて)大きく25MAを割り込んだ後の上げでした。
結果的に利確できたので良いのですが危なかったなと本当に思います。
本日もザラ場に張り付きつつも監視銘柄に目をやれば酷いありさまです。
現在のポジションは全てキャッシュであり、株式は保有していません。それは本当に幸いにも利確できたからであって、中には含み損を抱えつつもホールドという個人投資家も多いと思います。
休むも相場とは良く言った物です。私が好きな投資家が書いた本に「昔から言われている相場の格言…では無くて今なお言われ続けている事に意味があるのでは?」とありました。
大きく陽線を立てた銘柄も探せばきっとあるはずです。そしてそこで大きく儲けた個人投資家もきっといるはずです。ですから相場が荒れている時でもどこかで利確している個人投資家がいることは紛れも無い事実です。
で、自分自身は一体どうなのか?を考えてみる必要があるでしょう。
確かに大きな陽線を立てる銘柄はあったかもしれませんが、それは引けた後にランキングで初めて知る銘柄だった、それではたぶん全然ダメです。
持ち越さないという意味ではデイトレも捨てたものではないでしょうけども、私はデイしないので、教科書的な取引?を好む投資家にとって、特にテクニカルを駆使し、日経225種から銘柄を選択する個人投資家にとって現在の地合いは最悪です。
買いたいけども実際には本当に買いたいと思えるだけのテクニカル的なシグナルなどどこにも出ていないというわけです。
でもこんな地合いで休んでいるだけでも結構な勉強になります。
それは、「待つ」という姿勢を身体で覚えたからです。
休むも相場というのは私が考えるに少しでもいい銘柄を少しでも安く買うためのポジションなのでは?
買いたい銘柄はあれど買える状況ではとても無い…そんな銘柄のトレンドの転換を狙う時間が「休むも相場」なのではないでしょうか?
私が好きな投資家は「投資密度」なんて言葉も著書にしるしていました。ただ、株式をやっている時間が長いだけで(キャリアが長い)ベテランではないと。短い時間であっても(もちろん長い時間をかければそれだけ)密度の濃い取引、考え方、トレーニング、勉強を行ったかがベテランとそうでないかを分けるというものでした。
休むも相場というのはその意味で必要な時間なのかもしれません。