その昔まだじいさんが現役で仕事をしていた頃のお話。

　時は高度経済成長真っ盛り、郵便局、銀行の金利はどんどん上がっていきました。上がるたびに降ろしては積みなおし、そんな事を繰り返して新車を購入。

　良い話だ…日本の郵便局、銀行って素晴らしい。と私はじいさんの話を聞いて子供心に思いました。

　しかし、心もわずかに荒み白髪もぽつりぽつり目立つようになった今日。そのような美しい話は現代日本において通用しないという事を書かなければいけません。

真面目な話しですが銀行、郵便局の業務内容が知りたければ各ホームページで詳細が書かれていますので一度は目を通すべきでしょう。様々な業務があることが分かります。

　そしてここで私が言いたいのはそれらの業務の中身を良く私達が把握して利用しましょうということです。上に書いたように預けておいたら知らぬ間にこんなに増えた。という時代は既に過去のものとなっています。先進国の中では比較にならないほどの低金利時代を過ごしてきたからです。

　もはや預貯金でお金を増やせる時代は終わりました。これから先もちょっと期待できそうにありません。

　そして最も大切な事は郵便局、銀行というのは極端な言い方をするとお金を預けて増やすというよりも「お金を借りるところ」、「お金を貸すことで利益を得ている企業」という認識をはっきりと持つ事です。

　郵便局も銀行も日本の経済を支えるとても大切な役割を果たしています。私達のお金を預かってわずかに増やすというのは実は業務の中のほんの隅っこの方のちょっとした仕事のひとつなのです。

　様々な業務の中でもやはり「金貸し」であるという認識を再度忘れないで下さい。決して私達のお金を増やす事で郵便局や銀行は利益を上げているわけではないのです。

　車を買う、家を買う、そんな時ローンを組みますよね。何か商売を始めるお金が必要だ、お金を借りる。投資しよう、振込み口座はどこにする？銀行や郵便局を利用するたびに私達からお金がどんどん出て行きます。誤解の無いように書きますが郵便局や銀行は悪徳な仕事をしているわけではありません。そういうシステムで私達から目に見える形であるいは知らぬ間にお金を持って行っているのです。そういう大小様々なお金が私達から郵便局、銀行に渡る事によって経営が成り立っているのです。ここに書いた業務は本当にごく一部です。それでも私達のお金を増やす事が決してメインの業務でない事はご理解いただけましたか？

　私達の生活の中で郵便局にしても銀行にしても無くなってもらっては大変困ります。ただこのブログを通じて認識してもらわなければいけないことはそれらは…

　「私達のお金を増やす為に仕事をしているわけではない」

　という認識。ではどういう風に利用するのが効果的なのか？それは銀行、郵便局の扱う金融商品の特徴を良く考えると見えてきます。それはまた後ほど書きたいと思います。



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