テクニカル的に見てずばりヘラクレスは4月4日にトレンドを「上げ」に転換します。さらに言えば、今がまさにヘラクレスの「買い」チャンスであると言えます。それはなぜかと言うと？

先ずはヘラクレス指数のチャートを見てください。マネックス証券よりチャート引用

　多くの日経平均採用銘柄同様にヘラクレス指数もチャート的には「ダブルボトム」を形成した事が分かります。ただし、日経平均と異なり、実はまだ底を脱したという強いシグナルは出ていません。

　06年11月21日と底を並べた形です。「あ」ライン参照。ここが現時点でのヘラクレスの下げ止まりの目安と見て良いでしょう。過去の下げの節目であるからです。ここまで下がれば買いという投資家心理が働きます。

　直近の株価で言えば、「う」「え」で底を2度確認した形となっています。「う」「え」の間に一度戻りがあります。「お」ラインです。現時点での株価は「お」よりも下にあります。

　「お」を勢い良く出来高を伴ってブレイクアップして「底を脱した」といえます。が、現時点ではまだのようです。

　更には25日移動平均線が下を向いています。株価が戻ったとして25ＭＡ付近、或いは軽く越えた時点で戻り売りが起こることは十二分に予想できます。

　ただし、その後の反転下落の目処は「お」ラインであると私は判断しています。

　ダブルボトムの戻り高値、である「お」が下値を支えるのでは？もし、「お」を割り込むとやはり、「あ」ラインまでの下げが続くかもしれません。

　いずれにしても株価は底を2度確認しました（ダブルボトム）株価が上げ、25ＭＡが下がる、間もなくクロスオーバーします。株価はどちらに抜けるか？ここまでの下げの勢いを考えると軽く上に抜けるだろう、ただし、間もなく戻り売りが起こり、反転下落、下げ止まりは「お」ライン。

　という展開を予想しています。

　ちなみに分かり易く、比較的信頼が置ける移動平均線の応用形であるＭＡＣＤを用いるならば今がまさに「買い」である事が分かります。

　ＭＡＣＤの計算式が何か？に興味がある方はご自身で検索して下さい。私はチャート派としてそんな事は何の意味も無く、買いシグナルが出ている時にきちんと買えたか？売りシグナルが出た時にきちんと売れたか？要するに利確できたか？を最重要視しています。

　○を付けたポイントが買いシグナルです。「ＭＡＣＤ」が「シグナル」をゴールデンクロスしたポイントです。それほど「買い」というポジションで考えるならば外れていない事が分かります。

　強いて言えば、日数の設定にもよりますが、若干「遅く」シグナルが出る事は事実です。つまり、先手を打つならば「ゴールデンクロスしそう」なところで見切り買いを行うわけです。が、その場合、当然、だましもあります。直近の上げ、下げを強く受けるからです。

　とは言うものの、ＭＡＣＤ的に見て今がまさに「買い」です。ゴールデンクロスしたからです。ただし、その後失速という事はありえます。が、底を打った後のＧＣですので、下げても下げ止まりは見えていると思います。

　そして、トレンドの転換点を示唆するチャートとして一目均衡表を用いてみると…

　現在の株価は雲の下に位置します。セオリーに従えば、雲の上にローソクが位置しないといけません。ならば、どこで雲を突き抜けるか？雲の厚みはすなわち、抵抗の厚さを意味します。雲の薄いところであれば、上に抜ける事が容易というのがセオリーです。更には雲の「ねじれ」はトレンドの転換を意味します。

　一目均衡表の面白いところは26日先まで未来が描かれているところです。

　4月4日を見てください、薄い雲とねじれが混在しています。

　株価が上に抜けてトレンドを上げに転換するならば、4月4日という事になります。

　一目均衡表的に言えば、4月4日くらいに株価が上げてくれば、当然、転換線が基準線を下から上に射します（ゴールデンクロス）そして、雲抜けが完了し（欲を言えば、両線が右肩上がりになれば）「買い」ポジションを取っても良いでしょう。

　これは順張りスタンスであり、逆張りスタンスであるならば、底を2度確認してこれからどうなるか？という今が買いチャンスでもあるわけですが。

　ヘラクレス指数を一目均衡表的に見て、雲の薄いところ、ねじれを意識して見ると確かにトレンドの転換が起こっているという事が分かります。

　果たして、4月4日どう動くか？
　
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