「湯水の如く」

　「羽でも生えているかのように」

　何の事か分かりましたか？私がブログで書いている事ですから当然お金に関する事です。良く例えとして使われますよね。

　でもあまり良い使われ方はしません。こんな風にお金がお財布に入ってくれば本当に嬉しいんですけど。

　残念ながらこれらの言葉は…

　お金が出て行くときに使われる言葉です。お金が出て行く時のスピードはあっという間。お財布からお金が抜き取られるのは本当に一瞬です。

　お金が入ってくるのはどうでしょうか？普通に働くサラリーマンであれば月に一度。アルバイトの方であれば場合によっては週に一度か日払いという事もありえるでしょう。それでもお金の出て行くときのスピードには到底追いつきません。

　誰だって早くお金が欲しい。「日払い可」という文字がアルバイト情報誌になぜ載るのか？その心理は良く分かります。なぜ長期投資でなくデイトレーディングなのか？ちなみにデイトレーディングとはその日のうちに株式の取引を完結してしまう取引を言います。小額の取引を何度も繰り返し一日のうちに利益を確定する、そんな感じです。

　手っ取り早くお金が欲しい。早いスピードのお金が欲しいのです。

　それは私も同じです。ではどうしたら良いでしょうか？一番先の思いつくのが平日は普通に仕事。週末を単発のアルバイトにする。それも良い考えのように思えます。ですが思い出して下さい。働いて失う物は何でしたか？

　パチンコやスロットをするというのも手っ取り早く早いお金を手に入れる方法の一つでしょう。私は原則パチもスロも反対です。それでも例えで言うならパチやスロで勝ったとしましょう。その日の数時間でお金を手にしました。どうするべきでしょうか？

　欲しい物を買う？最低です。

　私なら先ず貯める。

　できれば降ろし難い定額貯金です。次に何をすべきか？投資する、でしたよね。ちなみにそんな降ろし難い貯金にお金を入れたら扱い難いだろうと思う方もいらっしゃるでしょうけども、「先ず貯める」を実践すると実はその問題は軽くクリアされます。毎月入る給料を一定額（一定の％）先ず貯めてしまう。半年は降ろせない、逆を言えば半年過ぎるごとに毎月自由に扱えるお金が増えていきます。時間が経てば経つほど自由に扱えるようになります。継続は力です。

　投資すると言っても私は超長期投資派です。ここでは短期投資ＶＳ長期投資という論争は避けます。それぞれに一長一短ある事が分かっているからです。私の場合は手に入ったお金は何らかの形で投資します。株であれば相当な長い時間持ち続けます。売らなくても利益は出るのか？出ます。配当があります。

　ほとんどの方は配当よりも安く買って高く売る時の利ざやを期待します。理由の一つは早いお金だからです。

　手っ取り早く現金を手にする事ができるからです。私の場合は持ち続け非常にゆっくりな配当（年に数回）を手にします。結果的に収入を給料＋配当という形にする事でゆっくりとではありますが日々の早いお金以上の収入を得る事が可能になるわけです。

　早いお金を（例えパチやスロで手にしても）手に入れたらそれは遅いお金に変えるべきです。手っ取り早く手にしたお金（早いお金）を使ってしまうと何も残りません。遅いお金、私の場合は例えば配当ですが、それに変える事でゆっくりとではありますが時間を掛けてトータルの収入を増やす事ができるのです。

　非常にゆっくりとしたお金ではありますが、もっともっと引いて（遠くから眺めるような）超長期的視野で見て下さい。

　ずっと配当を期待して株を保有した場合（配当であっても絶対に手に入るというわけではないが）私の子、更にはその子そして…とゆっくりではありますが彼ら彼女らの収入を増やして上げることすら出来ます。

　あぶく銭で何を買おうか？という超短期的な視野でお金を見てはいけません。

　お金が出るスピードは非常に早い。それを上回るにはゆっくりと入るお金の絶対値を上げる事に尽きます。どうすればゆっくりと入るお金を増やす事ができるか？実はそれこそがお金持ちになるヒントでもあるのです。



管理人：ひろゆき
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