言うまでも無く業績の悪化からの連日Ｓ安。売り注文を出すも中々売れず…苦しい日が続きました。が、ようやく損切れたと思ったものの、実は再び買いました。

　買いの根拠はいくつかあるのですが、後に一つずつ検証してみます。

　先ずはチャートを見てください。いい感じでのトレンドの転換を日足で果たしました。「あ」を見ての通りトレンドは上げ、が、崩れる時はテクニカル的な下値支持など弱いものです。連日のＳ安が続きました。「い」。

　大きな出来高を伴ってようやく、寄り付き、底を打ったようにも見えます。陽線を立て、その後の陰線（米投資ファンドの大量売りが原因か？）は立ったものの、8日の寄り付きで買いました。「う」

　売り時としては下がる25日移動平均線を意識して、その直下、或いは接点付近、場合によっては25ＭＡの直上までホールドするべきか？という感じです。

　かなりの大きな出来高を伴ってＳ安から寄り付いた、陽線を立てた（その時点でＳ安からのトレンドラインはブレイクアップした事に見えるが？）「え」

　直近のローソクで形の良い陽線を立てて、Ｓ安からのトレンドライン（上値抵抗線「え」を上に抜けています。（ただし、8日では陰線がかぶさり、2本のローソクの組み合わせでは下げを意味するが…株価が下がっての事であり、総合的に判断する必要はあるだろう）

　25ＭＡは右肩下がりになっていて、トレンドは下げ、が、更に25ＭＡを大きく下に割り込んでのリバウンドが起こると考えられます。その場合、下げトレンドでは25ＭＡ直下（或いはその前後、ヴァリエーションを持たせて）での戻り売りがほぼ必発と考えられます。つまり売り時は25ＭＡとの接点を意識しています。

　移動平均線的な考えからは「グランビル買い4」を狙った物です。
　
　さて、（私自身を納得させる意味が大きいが）更に細かくテクニカル的な指標を考えてみます。

　グランビル買い4をイメージしたものですが、この場合、参考になるのが、25ＭＡとどれ位離れているか？移動平均線乖離率を考える事です。が、乖離率というのはどこかあやふやな物です。ましてトレンドは下げですから。

　が、さすがにＳ安連続で乖離率40％を越えていますし、リバウンドも起こるでしょ？と考えたわけですが、加えて、ＲＳＩやＭＡＣＤなどでのオシレーター系指標も合わせて考える必要があるのですが、Ｓ安連続なので書くまでもないでしょう。ＭＡＣＤでは日にちの設定にもよりますが、そろそろＧＣしそうな感じになっています。

　ちなみに1月上旬のリバウンドでは乖離率20％程度で反発が起こっています。だいたい10％程度でも大きいなと感じますが、その時は20％でのリバウンド、上げにしても下げにしても勢いが強く出ている時は想像以上に落ちる或いは上がる事もあります。その辺が乖離率の読みにくいところです。

　1月の場合はローソクの組み合わせが非常に分かり易くこれなら買いに向かっても良さそうな感じが分かります。が下がる25ＭＡとの距離（株価の差）が小さいので値幅も限られるだろうと買う前から予想できますが…ちなみにこれは後出しのチャート解析で1月のリバウンドは買っていません。

　　
　次に、出来高の応用で見て、価格帯別出来高的にはどうか？と

　何となく50000円前後が底のように見えます。これだけ大きな出来高を伴って反発していますし、それ以前の下げが非常に厳しいので。下げにくいかな？と判断できます。では？上値の取りあえずの限界は？価格帯別出来高的に見れば、70000円くらいになりそうです。

　が、日々、株価は変動しますし、ちょっと遅れて25ＭＡが動きます。Ｓ安連続を受けて更に25ＭＡは下げ続けるはずですから、移動平均線との接点は実際には70000円よりももっと低い（安い）位置で起こるのではないか？と考えています。

　
　一目均衡表的には必ずしも3役好転とは程遠く、順張り的な買いでは決してありません。私自身も実は始めての買い4狙いです。

　一均的に見ると、雲のねじれがあります。その辺を意識して株価は下がる25ＭＡまでの戻りは起こるのか？とも。

　むしろ一均的に見て、Ｓ安を出す以前が非常に良い買いチャンスに見えてきます。が、ファンダメンタルズ的なトラブルまでは折込済みではないようです。

　作戦通りに行きますかどうか？マネーゲーム的な要素が多くなったＴ＆Ｇ＜4331＞です。25ＭＡ付近までの戻りが果たしてあるかどうか？

（再送）Ｔ＆Ｇニーズ株を米投資ファンドがすべて売却――株価は４日ぶり反落 06/08 14:36
 
  （再送）Ｔ＆Ｇニーズ株を米投資ファンドがすべて売却――株価は４日ぶり反落
　テイクアンドギヴ・ニーズ<4331.T>が４日ぶりに反落、５万円どころで推移している。８日、米投資ファンドのカンティロン・キャピタル・マネジメント・エル・エル・シーが同社株７２万２７００株のうちの保有分５．２２％を売却していたことが大量保有報告書で明らかになった。同社株は５月２５日から６月１日までの６営業日にわたってストップ安比例配分が続き、株価は急落。その後、同ファンドは買い増しを実施、６月５日に５．２２％を保有したと大量保有報告書を提出していた。
　一方、６日にはゴールドマン・サックス証券などが同社株を９．６５％保有していることが、関東財務局に提出した大量保有報告書で明らかとなっている。株価急落に端を発し、投資ファンドによる短期資金の流れが垣間見える。

   ［ 株式新聞ニュース／ＫＡＢＤＡＳ－ＥＸＰＲＥＳＳ ］
                              提供：（株）株式新聞社    (2007-06-08 14:36)
 
 
　

　

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