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投資概論
 お金を稼いだら先ず貯めます。貯まったお金の内訳は大きく二つ。

 一つは余裕資金。もう一つは投資資金。

 大抵は余裕資金の中の一部を投資に回します。それはそれで良い事だと思います。私はお金を貯めこんだら先ず「投資にいくら割けるか?」を一番先に考えます。残りが余裕資金となります。この辺りの投資にいくら使えるかを優先させる感覚が今後の投資からのリターンに実は大きく関わってくるのです。
いずれの場合も今あるお金を何らかの形で増やしていく事、それが投資という事だと思っていただいて結構です。入ってくるお金を増やす、収入を上げるという事とは少し違ってきます。あくまでも稼ぎを得て貯めたお金を使ってより増やすという行為です。ですが、実は私の周りをお金がぐるぐると回るのです。投資から得られたリターンは収入を上げ、それは使われる事無く貯蓄されます、そしてその中の何割かは再投資に使われるのです。(実際は投資からのリターンは100%再投資に回されるわけですが)

 預貯金はとても大切な行いですが「増やす」という行為には中々結びつきませんでした。高度成長期は終わり少し金利が上向いてきたとは言うものの預けて増やすには限界がありました。とは言うものの直接的に稼ぎを消費に回さずプールするという行為が投資資金を生み出しているわけで預貯金そのものは絶対になくしてはいけない事であると何度も書いています。

 お金を増やす方法は現在ではたくさんあります。日本では昔から「財産の三分法」が言われてきました。

 1.お金
 2.株式
 3.不動産

 この三つに財産を分配しなさいという事でした。現在お金を増やす方法は多様化し株、不動産以外にもたくさんの種類があります。私は保守的な考えなのかもしれませんが、やはり過去の歴史があるこれら三分法はとても意味のある資産形成だと思っています。

 現金を持っているという事は日常の生活において最も役に立ちます。株券(今後はペーパーレス化しますが)ではアイスクリーム一つ買えません。直接の売買はやはり現金で行われます。出したり入れたり、使ったり貰ったり、一番お金としての流れがスムースなのが現金です。いわゆる流動性の高さから来るものです。ただし、現金の弱点は物価の上昇局面においては上昇する物価に追いついていかないという事です。今の100円で買える物、受けられるサービスは物価の上昇と共に買えなくなり、受けられなくなる事も十分予想されます。昔は映画一本見るのももっと安かった気がしませんか?

 株式は(結果としては個人差が非常に激しい事は間違いありませんが)利益が大きい事が特徴です。とは言うもののネットを見ていてどうしてこんなにぼろくそに負けている人が多いのか…一応は儲かる。収益性が高いという事にしておいて下さい。バブルの崩壊やライブドアショックなんかで値を落とす時ももちろんあります。ちなみに値を落とす事がなければその反作用として値を上げる事もありません。株で言うリスクとはこの価格のブレを言う事が多いようです。大きく値を下げずに大きく値を上げる株というのは無いと思います。ここでは株というのは収益性が高い物だくらいに思っていてください。

 不動産は値動きが比較的ゆっくりしています。株よりも安定性は高いと言えるでしょう。ただ不動産独自のリスクもあります。時間の経過と共に価値が下がる。建物を建てたは良いが空室では利益が出せない。火事などの災害に弱い。とは言うもののゆっくりと着実な利益を上げる事が可能です(これも個人差がもちろんあります)。現在では日本版リート「J-REIT」という物もあります。「不動産投資信託」とでも言いますか。不動産の最大の弱点はそこに自分が住んでいると資産としての価値が実質は出せないというものがありました。

 つまり、資産としての価値を出すには「貸す」か「売る」事で利益が発生するわけですが、その土地に自分が住んでいる以上そのいずれも行使できないという事でした。

 このJ-REITは投資家から広く資金を集め不動産に投資するという形を取る為実際の投資資金がいわゆる土地の購入にありがちな高額にならずに済むというメリットもあります。また税制面でも優遇され分配金という形で4~6%のリターンが得られる場合もあります。

 それぞれの金融商品に関しては別記し、ここでは詳細は書きませんがいずれの場合にもある程度のリスクは発生すると言えます。投資はあくまでも自己責任ですが全くの元本保証にこだわっていた場合間違いなくインフレに飲み込まれてしまうでしょう。

 現金を多く持つのでなく株式、不動産という風な資産に変える事で結果的に現金を増やす事が可能になるわけです。投資はお金持ちになるには絶対に避けて通れない物です。貯めたお金はまずいくらなら投資に回せるか?という事を第一に考えてください。残ったお金から投資に回そうとするとどうしても額が限られてしまうのです。

 そして投資全般で言えることですが初期投資はとても大切になります。投資資金が大きい程リターンが大きくなるからです。(最もリスクも大きくなりますが)

 数ある投資の中でもやはり王道は株式と不動産であると私は思っています。



管理人:ひろゆき
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テーマ:働く女性 - ジャンル:就職・お仕事

【 2006/10/21 10:46 】

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