東電＜9501＞の株価がぱっとしません。理由は後述します、参考までに。ですが、思いのほか下げ渋っていると私は感じています。故にディフェンシブ銘柄なのでしょうか？積極的な買いは控える投資家が多い物の、現時点では様子見、がベターでしょう。

　2月末から3月上旬にかけての利確（例年、配当月3月、9月は株価が急騰する事が多い）を狙っていたものの、ちょっと様相が変わってきました。理由は後述してあります。

　ですが、チャート的に見て思いのほか下げ渋っている、私は正直そう感じました。

　世界同時株安の余波も受けている物の、それでも25日移動平均線付近をうろうろしている感じです。はっきりと4100円を境に売買されている事が分かります「あ」参照。

　証券会社のレポートを読むと「○○が安い」という書き方をしますが、実際にチャートに目を通すと、4100円を節目として下がれば買い（下ヒゲ）の展開である事が分かります。ただし、始値よりも終値が安く陰線となっている事に関しては売りが強かった事も事実です。

　厳密に言えばデッドクロスしている物の、下値をどんどん下げているわけでなく、つられて「投売り」を取るのだけは控えたいと思っています。

　逆に今は買い時ですらあります。ただし、悪材料を含んでの下げでもあり、もう少し様子見というのが的確かもしれません。それは様子見すればもっと安く買えるかもしれないという意味でもありますし、上げを確認してから追随しても良いという意味でもあります。

　いずれにしてもトレンドを変える展開ではないと私は強気に見ています。

　現時点では配当利回りはまだ1.4％台で高配当銘柄ではなくなっています。ですが、皮肉にも株価が下がれば下がるほど配当利回りは上がるわけで、ディフェンシブ銘柄の強みのひとつでもある、下げに強い展開となるのでは？と考えられるからです。

　現時点で余力が無いので買いに向かえませんが様子見、或いは買いでもいいのかもしれません。

　いずれにしても上げトレンド（東電はまだ上げだと私は考えている）での押し目買いは有効です。更に下がっての押し目買いも有効（トレンドが上げであるという大前提で）です。

　一般に下がる（トレンドでの）株を買い更に下がっての買いを「ナンピン」と言いますが、今の東電＜9501＞のような25MA付近でもたついているところをサッと拾ってあげるような買いは後々かなり効いてきます。

　ナンピンではありませんが、「押し目買い」をお勧めします。

　心理的に逆な気もしてくるんですよね。投資家というか人の心理として上がる物を買いたくなる。ですが、株式投資（現物買い）のセオリーをもう一度考えてみましょう。

　「安く買って、高く売る」

　今、東電＜9501＞は安いか？（安く買っての原則）

　今後、東電＜9501＞は高くなるか？トレンドは上げか？（高く売るの原則）

　（考えてみましょう。トレンドは上げ？に関しては意見が分かれるところだと思います）　
　
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<NQN>◇＜東証＞東電がさえない――原子炉が緊急停止した事実を隠ぺい 03/01 10:31
 
  ◇＜東証＞東電がさえない――原子炉が緊急停止した事実を隠ぺい
（10時20分、コード9501）さえない。同社の柏崎刈羽（新潟県）と福島第二（福島県）の両原子力発電所で原子炉が緊急停止するトラブルがあったのに国に報告していなかったことが同社の調べで明らかになり、企業イメージの悪化を警戒した投資家の買い控えを誘っている。
　みずほインベスターズ証券アナリストの河内宏文氏は「トラブル隠ぺいが業績に与える直接的な影響は乏しい」としながらも、「プルサーマル計画などの原子力政策の遅延がコスト増につながる可能性もある」と指摘する。河内氏は「保守や配電、送電設備の修繕・更新のコストが今後は増加する。買収期待も国土がつながっている欧州の電力会社や国際進出が進んでいる企業と同列に見るのは難しい」と指摘している。〔ＮＱＮ〕
 
 

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