チャートには半年先まで業績が織り込まれているとありますが、本日、ノロウイルスによる食中毒事件（後述）が起こるとは恐らく誰も考えていなかったでしょう。

　で、それはそれとして、投資家としてそのような悪材料を受けて、持ち株が大幅に下落した時にどのような投資行動に出たら良いのか？どう考えたら良いのか？私なりに書きます。

　チャート「あ」を見てください。いわゆる「グランビル買いの法則1」に相当する上げです。下げている株が上がる瞬間。トレンドの転換を狙っての買いです。最も大きな市場のエネルギーが集まります。下がっていた株が上がり始める所ですから最も安く買えます。

　実際、25日移動平均線と5日移動平均線はゴールデンクロスが起こっています。

　が、本日のノロ騒動。

　目先の株価は大きな陰線を立てました。遅れて5日移動平均線が頭を下げてくるか？

　注目すべきは「い」ラインです。前回の高値で大きな価格帯別出来高があります。そこで高値を掴んだ投資家がここまで戻ったら売る。と言った戻り売りのポイントになりやすい点です。つまり、一つの節目であり、ここを上に抜けないと更なる株価上昇が難しい点です。

　そして「あ」では上値がちょうど「い」ラインで揃う格好となっています。追い討ちをかけるノロ騒動。

　25MA付近までローソクを下げています。

　前回の安値に「う」ラインがあります。「い」～「う」の間で株価が推移している間はホールドで良いと思っています。

　恐いのはあっさりと「う」ラインを下に抜ける事です。
　
　そうなると損切りした方が良さそうです。が、業績はさほど悪くなく、レーティングも高く、いわゆる上げれば儲かる株の一つだからです。

　とにかく「う」ラインを割り込むまではホールドで良いと思います。じりじりと下げが続くのも気分が悪いのですが、トレンドを下げるまでは売るには惜しいと考えています。

　
　
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◇＜東証＞Ｔ＆Ｇニーズ下落率首位――和歌山の施設に営業停止処分
（14時25分、コード4331）大幅安。後場に前日比8600円安の８万2300円まで下げる場面があった。現時点で東証第１部の下落率首位。11時21分に、運営する和歌山市のハウスウエディング施設「ベイサイド迎賓館」内でノロウイルスを原因とする感染性食中毒が11日発生したため、21日付で和歌山市保健所長から該当厨房（ちゅうぼう）施設に対し３日間の営業停止処分を受けたと発表。投資家心理が悪化した。発症者26人は全員すでに回復しており、今回の営業停止処分が2007年３月期通期の業績に与える影響は軽微としている。〔ＮＱＮ〕

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