私は電力株が割りと好きで買ってます。ちなみに色々と理由がありますが、買うならば東電、関電、中部電だけです。中でも絞るならば東電一本で十分という考えでいます。

　私が株式投資を始めた初期の頃、様々なサイトを見て自分の知識としてきました。その中で電力株は非常に配当が良い、といった知識を得る事ができました。その頃は2％以上の利回りを出していました。株価が今よりもずっと安かったからですね。

　電力株は値動きがゆっくり。変動が少ない。下がり難いけど上がり難い株。そんなイメージをどのサイトも持っていて私もそう思っていました。

　実際に取引をし、ある程度の時間が経過し、電力株のそういったイメージのいくつかは必ずしも正しくないという事を書かなければいけません。

　実際、配当利回りは既に決して高くありません。東京電力に関して言えばかなり値が動きます。配当利回りが落ちる一方（2％を越える銘柄は他にザクザクあります）でなぜ株価が良い感じであがるのか？

　そして実際の取引から学んだ事は…

　「電力株は配当狙いで持つ株ではない！」

　という事実でした。私はブログ、サイトに繰り返し書いていますが電力各社は3月上旬、早ければ2月下旬で一度売りぬけるべきと書いています。

　今よりもずっと株価が安かった頃は配当月（3月、9月）目掛けて株価が急激に上昇したのですが、既にかなりの勢いで上昇を続けています。

　いつ株価は下がるのか？がその3月上旬、早ければ2月下旬だと予想しているのです。

　つまり配当を期待するよりもそれ以前の株価上昇を売り抜けての売却益狙いが圧倒的に多数を占め始めたという事です。

　順張りというスタンスで言えば他の投資家の心理を利用して利益を確定する事も可能です。株価が上がれば上がるほど配当利回りは落ちます。高配当銘柄という概念で電力株を見てはいけない時代になりつつあるわけです。

　他の投資家、数の力で利益確定できると書きましたが、売りのタイミングでは出し抜かなくてはいけません。そのタイミングが2月末から3月上旬という事です。

　そして恐らく他の投資家の多く（電力ホルダー）も同様に考えていると思います。

　だから電力株が上昇する（株価が変動する要因は非常に多くありますが、その中の一つとして）ともいえます。

　配当を期待して電力株を買うという考え方はもったいないわけですね。3月の私の電力株の売買予定ですが、恐らく2月末、3月上旬で一度売ります。チャート上で一つの山を形成するというわけです。配当権利付き最終日までに（恐らくは）細かくあと一つ又は二つほど山を作るのでは？と見ています。細かく拾えば3月だけでも電力株でかなりの利益確定が可能になると予想しているわけです。

　買いのタイミングとしては配当権利付き最終日当日、或いはその前日がベストと見ています。その後（配当権利落ち日）は恐らくは下げるでしょう。

　ですが、次の売りのタイミングとしては非常に早い時期にやってくると見ています。配当権利落ち日以降、東京電力などでは早ければ権利落ち日の翌日、或いはさらに翌日に一度値を上げる事があります。そこが配当の権利をもらい、売るタイミングとなります。

　そして更に次の買いのタイミングとしては4月上旬くらいになるのでは？と見ています。これは配当権利落ち日以降の株価が上昇するのを確認する（以前にそれを予想して）買い方です。

　3月の売買はかなりシビアに狙っていけば電力株だけで実はかなり利益確定できることが予想されます。もっともあくまでも予想ですので外れもあります。が、過去のチャートを分析し、明日、それ以降の株価を予想し、実際に投資行動に出られなければチャート分析は全く意味の無いものとなります。

　高配当を狙わない電力株の売買、でありながらしっかりと配当も狙えるわけですね。

　配当権利付き最終日以降の最も重要なポイントは…

　「配当権利落ち日以降、かなり早い時期に一度株価を上げる時がある（かもしれない）」

　という事です。ここできちんと売り、4月上旬で買い戻せればいいわけです。上記の考えはあくまでも私の予想に過ぎません。が、過去のチャートを分析した結果得た物です。

　投資はあくまでも自己責任ですが、過去のチャートから未来の投資行動を決定できるようにする事こそ投資家に求められる事ではないでしょうか？

　
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